子ども自転車のサイズ選びのポイント。タイヤの大きさでは決められない!

自転車のサイズの選び方

最終更新:2021.01.24 

子どもの自転車を選ぶときに迷うのがサイズだと思います。安い買い物ではないのだからしっかりと選びたい。しかし、メーカーによってサイズは異なります。ますます迷ってしまいます。では何を基準に選べばよいのでしょうか?

 

基本的には
・両足が地面に着くサイズ
・ハンドルとサドルである程度調節できるか?
・大きすぎる自転車は選ばない

 

 

 

 

自転車のサイズ(インチ)

 

大人は26や27インチの自転車に乗っていることが多いと思います。子ども用の自転車は

・12インチ
・14インチ
・16インチ
・18インチ
・20インチ

のサイズが中心になります。 

 

自転車のサイズは一般的にインチで分けられています。「インチ」とはタイヤの大きさです。

 

 

対象となる身長や年齢は?

 

だいたいの目安です。

 

 大きさ(インチ)  身長(cm)   対象年齢 

 12インチ

 80~105

 2~3歳

 14インチ

 92~108

 3~5歳

 16インチ

 98~119

 3~5歳 

 18インチ

 103~125

 3~6歳

 20インチ

 111~140

 4~8歳 

メーカーによって異なります。上記の身長と年齢は各メーカーのだいたいの平均値。

ちなみにうちの子は2歳半(89cm)で14インチがぴったりでした。

 

 

メーカーで異なる自転車の大きさ

 

なぜメーカーによって自転車の適応年齢が変わるのでしょうか?

それは、自転車の車高が異なるからです。車高自体が低いとサドルを上に高く上げられます。それによって対象となる身長も変わるのです。

 

 

長く乗るために 

 

あたりまえですが、自転車の種類によって形が異なります。形が違えば同じ数値のサイズでも全く同じとは言えません。

では、なにを目安にすればよいのか?

 

 

サドルの調整

 

サドルはどの高さにすればよいのか?

実は両足がべったりくっつく状態がよいとされています。

足がしっかりとついていないと子どもは怖がります。怖い状態では乗りたくなくなってしまうのです。

「両足のつま先が何とか届くくらい」じゃないの?

自転車好きな人ならなおさらそう思われる方もいるかもしれません。

つま先だけ着く状態では不安定なので、子どもは怖く感じるのです。だから理想は両足べったり、です。

 

 

ハンドルとペダルの距離

 

子どもはすぐに成長して大きくなります。靴とは違って自転車は高価です。すぐに買い替えることはできません。少しでも長い期間、乗り続けるためには何に気をつければよいのでしょうか?

子ども用自転車会社の「peaple」は次のように提案しています。

 

・両足がしっかり地面に届く、サドルの低さ
・背中は直立し、ひじが軽く曲がるハンドルの近さ

本当に長く乗れるのは、サドル、ハンドルポスト(サドル、ハンドル下の棒)が長いもの。できれば、サドル・ハンドル間の距離が離れていくように伸びるものが、長期間乗りやすさを維持できるため、おススメです。

peaple お子様の自転車の選び方
https://www.people-cycle.jp/guide/

 

どういうことかというと・・・

 

ハンドルとサドルが離れている場合

身体が大きくなっても乗りやすい

 

ハンドルとサドルが近い場合

窮屈!乗りにくい!→買い直し

  

 

まとめ

 

子どもの自転車を選ぶときのポイントはタイヤの大きさではなくて自転車の大きさです。最近はいろんなタイプの子ども用自転車があります。キックバイクにもなる自転車もあります。実際に自転車に乗って大きさの感じを確かめてみてください。

 

ポイント
両足が地面に着くサイズ
⇒ 足が届かないと子どもは怖がる

ハンドルとサドルの間に距離はあるか?
大きすぎる自転車は選ばない
⇒ 自転車本体(フレーム)の大きさではなくてサドルで調節できるものを選ぶ

◆値段を見極める
⇒ いくら以上のものでないとダメということはありません!絶対に。高いものを買ってあげた方が愛情があるわけではありません。
気をつけたいのが、安くて軽すぎるキックバイクを買ったとします。普通の自転車に乗り換えたときに、今度は「重くて怖い!」となってしまうことがあるのです。

いろいろ考えて、子どもと一緒に楽しく自転車に乗ってください。

 

最近ではペダルを取り外せるキックバイクも売られています。
≫ peapleのケッタ―サイクルを買ってみた感想!子どもの練習用自転車レビュー